竹内洋岳が雪崩に巻き込まれながらも無酸素登山を続けるワケ
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登山家の竹内洋岳さんが11/23(日)の情熱大陸に出演されるようですね。。
竹内さんといえば、世界に14存在するという8000メートルを超える山を全部、日本人として初めて登頂し制覇した方です。
しかしながら、日本人として前人未到の偉業を達成するまでには多くの困難が待ち受けていました。中でも2007年にパキスタンのガッシャブルムⅡ峰という山では、自分の数メートル上で発生した雪崩に遭遇。背骨、肋骨骨折、肺挫傷という重傷を負いながらも雪の中から救出され、生死の境を彷徨いながら、なんとか九死に一生を得るという大変な経験をされています。
<ガッシャブルムⅡ峰>
そんな恐ろしい体験をしながらも登山をやめなかった理由を竹内さんは次のように語ります。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 結局は多くの人に助けられ……語り尽くせませんけれども、いろんなことがあって、日本に連れて帰って来られ、手術を受けたんです。そういうことがあって私は、多くの人たちから少しずつ命を分けてもらって、新しい命をもらったんだと思ったんですね。だからこそ、「山で出会った仲間たちから山でもらった命は、山で使おう」と覚悟を決めたわけです。翌年は背中にまだ手術したチタンのシャフトが入っていたんですが、決めたからこそ、(自分が遭遇した雪崩で)死んでしまった仲間ふたりのことを思い出せるであろうその場所に戻らないといけないと感じた。現場に戻ってみたからといって雪崩がなかったことになるわけではありませんし、亡くなったふたりが帰ってくるわけでもないのですが。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
事故を通じて自分の命は山で助けられたのだから、この命は山で使おう!という思いを持たれたことが登山を続ける理由になったようです。
そして驚くべきことに、雪崩に巻き込まれ救出された後、1年間の懸命なリハビリを続け、再び、雪崩に遭遇したガッシャブルムⅡ峰に挑戦し、登頂を成功させています。
竹内さん曰く
「自分の足で登って自分の足で降りてくるのが山登りで、事故のときは、自分の足で降りてきていない。それなのに死んでいないというのは、私の登山においては絶対に許されないことでした。ですから、身勝手かもしれませんけれども登りなおし、そして降りなおして来なければいけないと感じたんです。」
とのことで、なんとしてでも自分の美学を貫くんだという意思の強さが感じられます。
竹内さんのお話を聞いて感じるのは「偉業を達成するのはこういう人なんだろうな」ということです。8000メートルを超える14の山を制覇すると表明されたのも記者会見を通じて、公の場でしっかりと発信し、「登山とはこうあるべきものだ」という明確な指針を持ち、目標に向かって甘えを排除して立ち向かっていく。
雪崩に遭遇しながらも生き残ったのはまさにそういう姿勢を見ていた神様からのご褒美とでも言うべきものでしょうか。
「軸がブレない」でいることは自分が考えているよりも非常に大変でありながらも大きな成果を生むことに繋がる、ということを実感した次第です。
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登山家の竹内洋岳さんが11/23(日)の情熱大陸に出演されるようですね。。
竹内さんといえば、世界に14存在するという8000メートルを超える山を全部、日本人として初めて登頂し制覇した方です。
しかしながら、日本人として前人未到の偉業を達成するまでには多くの困難が待ち受けていました。中でも2007年にパキスタンのガッシャブルムⅡ峰という山では、自分の数メートル上で発生した雪崩に遭遇。背骨、肋骨骨折、肺挫傷という重傷を負いながらも雪の中から救出され、生死の境を彷徨いながら、なんとか九死に一生を得るという大変な経験をされています。
<ガッシャブルムⅡ峰>
そんな恐ろしい体験をしながらも登山をやめなかった理由を竹内さんは次のように語ります。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 結局は多くの人に助けられ……語り尽くせませんけれども、いろんなことがあって、日本に連れて帰って来られ、手術を受けたんです。そういうことがあって私は、多くの人たちから少しずつ命を分けてもらって、新しい命をもらったんだと思ったんですね。だからこそ、「山で出会った仲間たちから山でもらった命は、山で使おう」と覚悟を決めたわけです。翌年は背中にまだ手術したチタンのシャフトが入っていたんですが、決めたからこそ、(自分が遭遇した雪崩で)死んでしまった仲間ふたりのことを思い出せるであろうその場所に戻らないといけないと感じた。現場に戻ってみたからといって雪崩がなかったことになるわけではありませんし、亡くなったふたりが帰ってくるわけでもないのですが。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
事故を通じて自分の命は山で助けられたのだから、この命は山で使おう!という思いを持たれたことが登山を続ける理由になったようです。
そして驚くべきことに、雪崩に巻き込まれ救出された後、1年間の懸命なリハビリを続け、再び、雪崩に遭遇したガッシャブルムⅡ峰に挑戦し、登頂を成功させています。
竹内さん曰く
「自分の足で登って自分の足で降りてくるのが山登りで、事故のときは、自分の足で降りてきていない。それなのに死んでいないというのは、私の登山においては絶対に許されないことでした。ですから、身勝手かもしれませんけれども登りなおし、そして降りなおして来なければいけないと感じたんです。」
とのことで、なんとしてでも自分の美学を貫くんだという意思の強さが感じられます。
竹内さんのお話を聞いて感じるのは「偉業を達成するのはこういう人なんだろうな」ということです。8000メートルを超える14の山を制覇すると表明されたのも記者会見を通じて、公の場でしっかりと発信し、「登山とはこうあるべきものだ」という明確な指針を持ち、目標に向かって甘えを排除して立ち向かっていく。
雪崩に遭遇しながらも生き残ったのはまさにそういう姿勢を見ていた神様からのご褒美とでも言うべきものでしょうか。
「軸がブレない」でいることは自分が考えているよりも非常に大変でありながらも大きな成果を生むことに繋がる、ということを実感した次第です。
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2014-11-18 22:39
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